2012. 10. 28  
                 アカシャの空

               ~奥谷博の絵に寄せて~


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 果て無き豊饒
 果て無き不毛
 
 微風に揺れる花園を 
 歩き疲れた
 アカシャの旅人はいつも
 この冥い空を見上げる

 死が周りにはびこり
 憩うところもない
 赤いガレキの谷間を
 ただほのかな光に誘われて
 僕らは旅していた
 地表に積み上げられた
 見捨てられ腐りゆく
 収穫の魚たちから肉を切り取り
 分け合って飲み込んだ

 白い蛾が飛び交う
 泥に覆われた沼地で
 餓鬼達は腰を半ばまで
 泥に埋め 顔を覆い
 天を仰ぎ 嘆いている
 救いは決してこない


 僕らが目指して歩いているのは
 ほのかな光を放つ
 あの天空高く伸びる
 貝塚
 塚は金星の光を浴びて
 毎日少しづつ天へ伸びていく
 アカシャに住む生き物の骨を
 肉として
 
 僕らは岬に出た
 眼下の海面では
 恐ろしく巨大な渦が
 回転していた
 水は清らかだ
 命を育みつつ
 決して命にはならない
 清らかに命をふたたび呑み込む
 光る貝塚はまだ遥か彼方に
 そびえている

 『100年待てば アカシャの空からも
  慈悲の涙が流れようや』

 君の耳を噛みながら語る寝物語は・・・・

 『共に骨となりましょう。
 生き変わり 死に変わり
 いつかあの明星に届くまで』

 君の目に燃える欲望は・・・

 なんと美しい世界だろう 
 ここには何もない
 なんと気高い
 奴隷たちだろう
 あてもなく歩くその姿は

 今日も暮れゆく
 アカシャの空が誘う痛み

 燐光に燃える蝶
 跳ね上がる海老
 月の花園

 果てなき豊穣
 果てなき不毛

 僕の両手




                                     2000年頃                   




2012. 10. 23  
 自分を受け入れたり、愛するというのは、自分で自分にエネルギーを送るというよりは、『自分を受け入れる』ということがスイッチになってそれを押すことにより偏在しているあたたかい力が流れ込んでくるような感覚を受ける。

 こころがゆるんだり、あたたかくなったり、安心感が湧き出てきたら、それはその力が流れ込んできているしるしではないかと思う。つまり自分を愛するということは、偏在する愛を感じるための方法ではないだろうか。

 この分野の古典としては次の本がある。

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 著者ルイーズ・ヘイのページ


 自分を愛す、受け入れることがとにかくポイントだと説くそのセオリーは著者が二回もガンを克服していることから説得力がある。

 あとはこの前紹介した、クリステル・ナニさんの二冊もオススメ。

 
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 下のはメルへチックかつベタにスピリチュアルなタイトルだが、書いてあることはとっても実用的かつ本質的なことばかりでとても勉強になる。また誰にでもいつでも見守ってくれる存在がいるということを知るための実践的なガイドとしてとても使えるような気がする。僕は自尊心の大切さなどがツボだった。

 あと溝口あゆかさんの一連の著作も面白いですね。

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 ↑これもまた一見やわいタイトルで、男性の僕が手にとって買うのが若干恥ずかしい感じだが、、、

 書いてあるのは自分を受け入れきれてない場合に陥りやすい、他者とのエネルギー交換パターンがいくつかわかりやすく説明されていてすごくいいです。まあ、そのやりとりのパターンを溝口さんはオーラって呼んでるわけですね。で、自分自身に充足した状態になるワークとかが載ってたりします。

 なんか先月の誕生日以降、もう一回生まれなおす為か、インナーチャイルドとか自分を愛すとかそういう系の情報が大量に流れこんでいるみたいです。 

 これらの情報の多くはクリステルナニさんの翻訳もされてる花丘ちぐささんのホームページから知ったものが多いので、そちらもご紹介しておきます。↓↓↓

        テレーズの家

 
 How to self loveの簡単な方法は次のようなものです。

 ○○(自分の名前)愛しています

 と自分の胸に手を当てて、こころを込めて繰り返します。

 ○○さん、とか○○君 ○○ちゃん、とか○○様とか呼びやすいように後ろにつけてもOK。

 何度も繰り返すと反発感とか、苦々しい感情とかが浮かび上がってくることがある。

 その場合さりげなくそれを自覚しつつさらに続ける。その感情が、『ブロック』であることが多い。

 その否定感が人とのエネルギー交換時にもなにげに表現されています。

 やめずに毎日習慣的に行うと、次第にセルフラブが浸透して安心感や、心地よさ、うれしさ、楽しさを感じやすくなると思います。

 で、「ありのままの自分を受け入れ愛する」というとにかくこれが基礎で、大切なことであり、次に大事なのは自尊心のレベルになります。これは言い換えれば「自信」ですね。

 あなたの長所は?と聞かれ 「いやー平凡な人間で特に得意なことはないですよ」なんていうと一見謙虚に見えそうになりますが、クリステルさんはこの種の態度を『偽りの謙遜』と呼んでいる。すべての能力は神から与えられたものであり、それを否定することは神に唾するようなものというのです。

 自尊心とは自分の得意なことや能力を最大限感謝して、自分でも敬意を払うということのようです。
 
 そして自尊心の低い人は、できたことではなく失敗ばかりにフォーカスしてそれを責めたりする傾向があるのでちょっとしたことでもうまくやれたことに関しては自分をほめて、ねぎらってあげるのも大事だと思います。

 例えば一日仕事が終わって、特に誰にも褒められなかったし感謝もされなかったとしても

 ○○さん、今日も一日よく頑張ったね、お疲れ様、ありがとう

 と言ってあげるだけで、疲れ方も違ったものになりますね。
 それって自分自身が認められてよろこんでるんだと思います。

 自分の長所は素直に受け入れ、できたことは自分を褒めて認めてあげる、その辺が自尊心のレベルを向上させるコツみたいです。




2012. 10. 22  
haitakadori

虚構の劇団「天使は瞳を閉じて」19時よりUstreamで全編放送。http://t.co/kTK8gUmE 大好きなお芝居のリバイバル。福一どういう風に描かれてるのかな
10-21 19:07

2012. 10. 20  
haitakadori

はいたか鳥は転移の力を胸に秘めし者で、地球防衛軍大尉の女性。赤色の髪に黒色の瞳を持ち、目覚めた力とレイピアを武器に自分の為闘います。 #光の星 http://t.co/zoklGJnI
10-19 21:53

2012. 10. 16  

 この前、沖縄在住精神科医のOさんの講演会を聴きに行ったとき、セラピーのパフォーマンスを舞台上で行っていた。
 Oさんが過去世リーディングを自然に行い、クライアント役の人が昔の韓国の役人で、なにか書類を紛失して探し回ってるイメージが見えるということだった。
 するとびっくりしたことに、その女性は、昔から何か書類を探し続けているという悪夢をよく見るらしく、時には夢遊病状態で自宅の引き出しをあさったりすることがあると言う。
 Oさんのリーディングによると、かつて役人だった頃、同僚に大切な書類を隠して捨てられたことがありその記憶が残っているということだった。

 こういう例を目の前で見て、やはり間違いないと思うことは、あるイメージとか、想念のパターンが人のエネルギー体には刻まれておりそこにアクセスできればその人の内的リアリティと直にコンタクト出来るということだ。

 このエネルギーパターンはいろいろな形をとる。
 例えば

 ■迷子の霊
 ■精霊
 ■守護存在
 ■宇宙人
 ■過去世イメージ
 ■実際の人生の過去の出来事
 ■信念体系・コアビリーフ

 過去世イメージは、自分で見る場合と、第三者が告げる場合がある。
 このような多様なエネルギーパターンが、人の潜在意識・エネルギーフィールドには存在していると思う。

 Oさんのリーデイングなどを見ると、その内容がその人の信念体系やコアビリーフと結びついていることは確かだ。
 問題は実際に、それがその人の過去世であり、人は輪廻転生を繰り返しているのかということだけど・・・。
 では逆に、もし過去世も輪廻もないとするならば、どうしてサイキックな人々は、その人のコアビリーフを過去に生きた人間のイメージとして見るのか?というあらたな謎が生まれる。
 
 僕ははっきりと過去世とか輪廻があると自分で断言できるような体験はないけど、そのイメージらしきものとふれたことはある。
 まず前世療法や夢など、自分で思い出した系を書くと

 ○♀19~20世紀初頭の、女性教師 クリスチャン 生涯独身 孤独死 場所:欧米のイメージ 前世療法にて
 ○♂魔術を研究していて、気が狂った人 場所:欧米 変性意識状態にて
 ○♂船員 船の上で死亡し水葬される  場所:海上 変性意識状態にて
 ○♀アイヌ?のシャーマンの老婆    場所:北海道? 変性意識状態にて
 ○♀ユタの女性?            場所:沖縄? 夢
 
 人にリーディングされた系

 ○♂ アイルランドのサイキック 能力のために村八分 場所:アイルランド
 ○♂ 書棚に囲まれた部屋に座る思想家のような人物  場所:ギリシャ
 ○♂ 灯台が見える岬に独居する物書き        場所:イギリスorアイルランド

 ○ 修道僧→売春婦のような極端な振り子的生まれ変わりが多いという情報

 ○ 理由はわからないけど、『ツタンカーメン』 という言葉が浮かぶ? 
 
 
 以下は相方のうりぼーがリーディングOR前世療法の時に出現した、別時空の僕

 ◇♂ヨガ行者 旅の途中彼女の家に立ち寄ったという。 場所:インド
 ◇♂孤児院の少年 孤児院で仲が良かった。僕はどこかから迎えが来て先にいなくなった  場所:アメリカ?

 ○ 生まれ変わりの回数自体は、中年から→老年に入ったあたりで、結構多いという情報。
 
 
 これらはすべてある種のコアビリーフを宿した、エネルギーパターンとみなすことも出来る。
 実際にどのようなパターンが意識の内部に存在するか、ということが重要だ。
 僕がリアリティを感じたのは、○女教師 や ○アイルランドのサイキック ○灯台の物書き ○孤児院の子供 などだった。
 その情報を聴くと、なにか自分の感情が共鳴するのを感じるのだ。
 実際僕は、17才位の頃、孤児院で育った子供の物語を一人称(僕)で少し書いたことがある。
 ただその中では中の良かった少女が、熱病で死んでしまう・・・そしてたった一人で都会に出てくる、という設定だったけど。
 
 人のエネルギーフィールドに、いろんな目には見えないパターンが存在していることは多分確か。サイキックな人はそれをいろんな読み方で読むんだと思う。でも読み方の癖とかが違うから微妙に内容はズレるけど、まったく支離滅裂ということはなくある程度の共通項が出てくるというのは、元となるものがあるからだろう。

 これらすべてを過去世として単純に解釈するのが正解なんだろうか?

 もうひとつ確かな前提として、人はある種の意識状態になると、宇宙の巨大な情報バンクと接続されて動物や、植物、惑星、銀河、過去の生きていた異文化の人間などそれらそのものになって知るはずのない情報を得ることが出来るということだ。これはスタニスラフ・グロフのLSDを使った実験によって何度もそういう事例が報告されている。


 とりわけ研究者を動揺させたのは、患者の意識が通常の自我の境界を越えて広がり、他の生き物として、ときには他の物体としての存在感覚を探っているとおぼしき体験をしていることであった。たとえばグロフのもとにいた
 ある女性患者は突如として自分が有史以前の爬虫類のなったと確信し、そういう体の中の入るとどんな感じがするかを微にいり細にわたって詳しく話してくれただけでなく、オスの体で自分が一番興奮を感じるのは頭の横にある色の付いたウロコの部分だということまで教えてくれたのだった。この女性はそんなことに関する知識は皆無だったが、後日グロフが動物学者に確認すると、たしかにある爬虫類の種では頭部にある色の付いた部分が性的興奮を引き起こすのに重要な役割を演じているとのことであった。

 患者は自分の親族や祖先の意識にまで入り込むことができた。ある女性は、自分の母がまだ3才だった頃を体験し、当時この母親に起こった恐ろしい出来事を正確に説明してくれた。この女性はまた、母が当時住んでいた家や身につけていた子供用のエプロンドレスについても細かく描写し、これらの詳細はのちに母親自身が正しいと確認したばかりか、自分は一度も口にしたことがないと認めたのである。他の患者には、何十年前、あるいは何世紀も前に生きていた自分の先祖に起きた出来事をこれも同じような正確さで説明するものもいた。

 この他に、民族の記憶、集団の記憶とつながる体験も見られた。このスラブ系の人たちがチンギスハーン率いるモンゴル騎馬部隊の遠征に参加する気分を体験し、カラハリ砂漠の先住民たちとトランス状態で踊り、オーストラリアのアボリジニーの通過儀礼を経験し、そしてアズテカの人身御供となって死を迎える体験をするのである。そしてここでも、患者の語る中にその人の教育レベル、人種、あるいは過去の接触とはまったく無関係な歴史上の忘れ去られた事実がしばしば出てきたり高度な知識が顔を出したりした。たとえば、教育も受けていないある患者は、古代エジプトで行われていた死体の防腐措置とミイラの作り方を事細かに説明し、その話の中にはさまざまな護符や埋葬品の意味するものから、ミイラ作りに使う布地の種類、ミイラを包む包帯の形や大きさ、そしてエジプトの葬儀にまつわるその他もろもろの秘伝の数々まで登場したのである。

 つまるところ、グロフのLSD研究の被験者が呼び起こせるものには何の限界もないようであった。
 進化の樹に示されているあらゆる動物、あるいは植物でも、それになるのはどんな感じなのかを知りうる力を
 そなえているようだった。彼らが体験できるのはそれだけではない。白血球、赤血球、原子、太陽の内部の核融合プロセスひとつの惑星全体の意識、それどころか宇宙全体の意識にまでおよんでいたのである。さらに時間や空間を超越することさえ可能で、ときたま不思議なほど正確な予知情報を語ることもあった。さらに異様な流れとしては、この内面旅行中に人間以外の知的存在、肉体をもたない無形の生物、「高次元の意識」からの霊的アドバイスや、その他超人間的存在との 遭遇もあった。



                            マイケル・タルボット著 『投影された宇宙』より

 LSDによるトリップを見る限りでは、母親の幼少期や、白血球の意識と自分の意識がシンクロする、というのは
 どう考えても通常の前世体験のようなものではない。
 そうではなく、これらの被験者たちはなんらかの必然性によって時空を越えて、ありとあらゆるものの意識と瞬間的につながってしまうのである。
 少なくとも潜在的可能性としては、人がアクセスできるのは自分の幼少期やあるいは過去世とよばれる領域だけではなくほぼすべての存在とつながれるのである。

 それはおそらく『意識』の性質自体が、存在するすべてともともとつながっているからだろうと思われる。

 そのように考えると、人間のエネルギーフィールドあるいは潜在意識に存在するパターンも、もしかすると過去世などではなくすべてとつながっている『意識』が、時空を越えた膨大な人間の体験メモリーの一部を、なんらかの理由で引き寄せているだけだと考えたら面白い。
 もしかしたら僕らは生まれ変わってなんかいなくて、いつも、ただここに在る『意識』というだけかもしれない。


 なんちゃって(*゚▽゚*)

 
 過去世あるかも!!!(どないやねん)


2012. 10. 09  
 前々回の、ビジョンの記事の補足として下のクリステル・ナニさんの書籍中の熱意についての説明がとても参考になった。


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 【熱意】

 熱意とは特定の状況への強い共鳴である。
 それは無理やり引き起こすことも、でっちあげることもできない。何かに熱意を持つと、それをするときあなたは波動を感じ、生き生きとする。そして、波動が高まる。自分の魂の願望に基づいて行動しているからだ。人間関係や職業に熱意をもっているときにはそれがわかる。なぜなら、それらに従事するとエネルギッシュになるからだ。

 何かに対する熱意を失うと、それをすると消耗し、波動がさがる。霊的な導きを無視して上流に向かって泳いでいるのだ。人間関係や職業に対して熱意を失ったときも、消耗度が激しくなるのでわかる。



 この書籍中に書かれている、熱意と、導き(スピリチュアルなガイダンス)の関係が興味深い。
 導きの中で、「これをやめなさい」、とか「これをしなさい」という感じの具体的なメッセージがある場合がある。著者は、自分がかたくなに導きを拒否していた経験から、それをするとどうなるかについて述べている。

 もし導きの声に耳を貸さなければどうなるのだろう?なんのことはない。自分がしていることへの熱意を失いはじめるのだ。したがって、わたしはまだ自分の仕事を愛してはいたけれど、仕事によってエネルギーが枯渇していくのを感じ始めた。



 導きに従わない → 情熱の喪失 → エネルギーの喪失 →肉体波動の低下→病



 というプロセスを著者は辿った。
 導きはおそらく自分の内面の声や、直観、ビジョンとして訪れる場合もある。
 だからやはり自分自身に正直であるということも、健康でエネルギーに満ちて生きていくためにはとっても重要なことなのだと思う。
 





2012. 10. 06  
 先週の月曜日から一週間ほど沖縄に滞在してました。
 目的のひとつはダイビングCカードの取得・・・!
 本当は沖縄に行く前に関東のショップで、講習を受けてとる予定だったけど
 ひょんなことから沖縄のお店で取得する成り行きに(^_^;)

 海洋実習地は、那覇市中心から車で30分ほどの砂辺、宮城海岸でした。
 この辺りは嘉手納基地に近く、基地勤務者用の住宅が立ち並び、海岸沿いをよく外人さんがジョギングしてたりする。海岸沿いには、ホテルやダイブショップ、それに米国人向けの店が軒を連ね、日本人の少年と金髪の子供がサーフボードを持って歩いている風景があったり、ちょっと日本であり日本でないような不思議な雰囲気。

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 海岸沿いの遊歩道では、朝早くからダイバーがたくさん機材を持ち込んでセッティングを行ったりしている。
 砂辺には二箇所ダイビングポイントがあり、砂辺NO1と、カリフォルニアサイドと呼ばれている。
 講習でどちらももぐらせてもらったけど、
 NO1は、視界の開けた浅瀬がある程度続いていて、そこから多分4,5mのドロップオフ(崖のような地形)で急に深くなっている。
 カリフォルニアサイドは両側が壁のようになってる水路を進んだり、地形が入り組んでいるけど、急激な落ち込みはなく気がついたら結構な深さにいるというような場所。ソフトコーラルがものすごくたくさん群生していて、お花畑とも呼ばれている。

 ちなみに上が、NO1で、下はこの海域の海底遺跡?与那国海底遺跡には潜ってみたいと思ってたんだけど、ここにもあるの??



 



 
 そんな場所的には離れてないのに個性があって面白いと思ったけど、最初に潜ったときなんかこのドロップオフしてる場所がかなり気持ち悪く感じて怖かった。海外では何百mの底が見えないようなドロップオフもあるようで、そこに比べたらせいぜい10mほどの落ち込みなんてたいしたことはないんだろうけど、そこに近づくと、思わず足をバタバタさせながら体をねじってしまった。水中だから「落下しない」ということはわかっているのだが、眼下に今までにない深みが急に開かれると気持ちが悪い。だから思わずその上に出ないようにからだをよじってしまったのだった。

 魚はあまり警戒心がなく目の前をたくさん泳ぎすぎていく。
 サンゴも魚もすごくきれいなんだけど、レギュレーターをはずすとまったく生きていけない人間にとっては死の世界にこれだけ豊かな生命があふれているという奇妙さ。大きな岩や、海底の深い亀裂が触れてはいけない聖域のように見える。それらに慣れて、景観を楽しむ余裕が出来てきたのは講習も終わりに近づいた4ダイブか、5ダイブ目位からだった。
 2ダイブ目では、バタバタし過ぎたのか急に息苦しさを感じ、これ以上潜るのが怖くなってBCの空気をパンパンに入れて勝手に浮き上がってしまったりしたけど、そういうことは一度だけだった。

 講習を指導してくれたのは、タッキー(苗字から勝手に命名)という茶髪にグラサンのややチャラ系の印象もある人だったが、ダイブ数5000本超の海の中では信頼できるインストラクターだった。昼食を近所の沖縄そば屋で一緒に食べる。二人ともウエットスーツのままなんだけど、お店の人はそういうのはもう慣れてるようだ。

 「降水確率60%って言ってたけど、晴れましたねー。Mさん晴れ男って言われたことありません?」とタッキーがそばをすすりながら言う。

 「いやーどっちかというと旅行とかにいくと台風にぶつかることが多いんですよ、ははは」と僕

 「嵐を呼ぶ男なんすねー」とタッキーは笑うが、このジンクスは結構現実化し去年高知に旅行に行った時もちょうど途中で台風に襲われてしまったのだった。今回も講習を始める前、台風17号というメチャ強力なやつが接近しているという情報をタッキーから聴き心配だった。

 だから毎日このようなお祈りをすることにした。

 沖縄の神様、海の神様、龍神様
 この地に来れたことを深く感謝します
 私の滞在中天候に恵まれますよう、どうかお取り計らいください
 この地でなすべきこと、会うべき人がいればどうか、巡り会えますようお導きください
 ありがとうございます 
 

 そのおかげかどうかわからないが、講習がおわるまで海は荒れず、天気もよかった。

 タッキーのダイブコンピュータによると、今回最大深度は11m。
 熟練のダイバーにはなんでもない深さと思うが、ほとんど泳げない僕にとってはそんな潜ってったんかい((((;゚Д゚))))という驚き。潜るたびに酸素の消費量が減ってますよ、と言われうれしかった。さて、次に潜るのはどの海になるのか



 初日の講習後ホテルで一休みしてから外に出ると、夕日の時間になっていた。
 本当に美しかったので、完全に海に消えるまで防波堤に座って見守っていた。


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 夕方、ひとりで海に入ったダイバーさんが夕日の方に向かって泳いでいく姿が見えた。
 なんかかっこいいす。

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 というわけでCカードゲッツ♪

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 しかし心配事がひとつあった。
 今回、同居している相方(通称:うりぼー)

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 が週末に那覇に来る予定なのだが、ちょうどその時辺りに台風とガチンコしてしまいそうなのだ。予定では、土曜日はケラマ諸島でスノーケリングという楽しみなツアーに申し込んでいたのだが、二日前にもう中止決定の電話がかかってきた(´;ω;`)どうしよう、このままでは、沖縄の海を楽しみにしていたうりぼーが鬱ボーになってしまう。

 空港で4日振りに再会したうりぼーは、台風の接近を知って、やはり元気がなさそうだった。
 とりあえず食事をということで、チラシをもらった居酒屋に入ってみた。
 するとどうやら島唄ライブを行う居酒屋のようで、時間になると客に太鼓がくばられてライブが始まった。

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 ラストには、Boomの島唄と、「島人の宝」が演奏される。
 一緒に太鼓叩いてると、結構こっちもテンション ↑↑↑
 盛り上がってこれで終わりかと思ったら、なんか全員に手ぬぐいが配られて、店内のお客さんみんなで踊ることに(笑)びっくりしたけど、とりあえ踊っときました。
 おやっさんの号令で近づいてくる「台風にかんぱーい」とかしたりした。





僕が生まれたこの島の唄を
僕はどれくらい知ってるんだろう
トゥバラーマも デンサー節も
言葉の意味さえわからない

でも誰より 誰よりも知っている
祝いの夜も 祭りの朝も
何処からか聞えてくるこの唄を
いつの日かこの島を離れてくその日まで
大切な物をもっと深く知っていたい

それが島人ぬ宝




 が・・・夜中あたりから、雨風がひどくなってくる。
 翌日は、午後から那覇市内は暴風雨に加えて停電!
 沖縄の台風は東京の比ではなく、店とか全部閉まっちゃうとタッキーに聞いてたけど、これはすごい。
 昨日バスで通ってきた国道ではトラックが風で横転したとかニュースでやってたけど、テレビも停電でみれなくなった。
 暴風の中向かった近所のローソンもあかりが消えていて、店員さんが客に懐中電灯を配ってる。
 夜になっても電気は復旧せず・・・
 ホテルのフロントはキャンドルが置かれてムーディーな雰囲気に。

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 ヤバイ・・・非常に不謹慎だがなんか楽しいぞ、これは・・

 エレベーターも動かないので、懐中電灯を手に、ロビーと部屋を行ったり来たりする。

 
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 僕と、うりぼーが階段を登っていると、したからカツン、カツンという足音が近づいてくる。
 だ・だれだ!
 僕の頭の中で繰り広げられる螺旋階段の逃走劇。追いつかれたら、ヤラレル
 カツン、カツン、カツンと足音が近づく、何をしてるんだうりぼー、止まっちゃダメだ!

 『階段で目が回ったんだぼ~~』

 そして暗がりからぬっと現れたのは・・・

 『いや~どうもホントすみませんねー』と頭を下げるフロントのお兄さん。挨拶をして通り過ぎる。

 「俺頭の中で追いつかれたら殺されるゲームやってたんだけど」と僕。

 「うりもそれやってたけど、目が回ってきて追いつかれそうだったから、友達になるゲームに切り替えたんだぼー」とうりぼー。

 お兄さんはとても背が高くひょろっとしているけど、沖縄風の彫りの深い顔立ちをしていたので、どんな装備が似合うかを話し合った。「魔法使いのローブみたいなんが似合いそうだよな、どんな武器が似合うだろうな」「長ーい鎌みたいなのがいいぼー」ニックネームを付けるのが得意なうりぼーはお兄さんを「隠者」と名づけ、今後そう呼ぶことにした。
 お兄さん、勝手にイメージで遊んでごめんさい、暇なもんで。
 その後も、やはり非常にひまなので、ホテルの床や通路を貞子風に這い回る姿をお互い写真にとったりして時間をつぶした。そんなことをしてると非常ベルが鳴り始めた。何人かの従業員が廊下を行ったり来たりして調べてるが、なかなか止まらず廊下で光が激しく点滅している。
 結構刺激的な夜かもしれない。


 翌日は、まだ風は強いが晴れ~☼

 恩納村の越智啓子さんのクリニック&カフェにタクシーで(那覇から5,6千円)行ってみる。
 生憎、全日の嵐で電線がたれたり、ガラスが割れたりしていて中には入れなかったので、庭だけ見せてもらう。


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 近くの海岸。
 貝殻がすごい。ヤドカリがいっぱいいてびっくり。

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 海~♪

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 渚に立つうりぼー。『これは川か池かどっちだぼ~~ 』


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 真栄田岬より

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座喜味城跡。城壁から恩納村方面のビーチが見える

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プロフィール

はいたか鳥

  • Author:はいたか鳥
  •  Only in silence the word,
     only in dark the light,
     only in dying life :
     bright the hawk's flight on the empty sky


     ことばは沈黙に
    光は闇に
    生は死の中にこそあるものなれ
    飛翔せるタカの
    虚空にこそ輝けるごとくに

    ゲド戦記 エアの創造より


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      haitakarainbow@ のあとに gmail.com をつけてお送りください。

      よろしくお願いいたしま~す☆

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