2017.
02.
27

まだ寒いですが、青くて小さいオオイヌノフグリがもう咲いてることに気づきました。
春を告げるこの小さい花が大好き。
あ、てんとう虫までいる!

しかも二匹


吾輩はどこにいるのか・・・

しばし遊んでもらう

よいしょ よいしょ

にこっ(多分)

春先の素敵な出会いでした。
三鷹 神代植物公園付近にて
2017.
02.
14
■ヴォイトレ続けていますが、ちょっと記事の統一性確保のために、いったん最近の歌関係は非公開に設定いたしました■
さて、今回の記事タイトル「エリクサー」とは、一種の伝説的な万能薬で、これを服すれば不老長寿になる、いかなる病も治癒するというものです。ゲームのファイナルファンタジーシリーズでも、HPを回復するアイテムとして登場したと記憶していますが、その語源はイスラム錬金術にあるようです。詳しくは→wiki
では、実際にエリクサーは存在するのか?
という問いを人類は長いことしてきたと思います。
秦の始皇帝が幻の仙薬を求めて徐福をつかわせたことは有名ですが、数多くの権力者や大富豪、あるいは魔術師、神秘主義者、近代になっては医師、治療家がごく真剣にそのような魔法の霊薬を求めてきたと思います。
僕には、そのような薬剤がケミカルに開発され得るかということに対しては、正直わかりませんが、『それ』はおそらくすでに実在していると思います。
時々読ませていただいている、in deep というオカさんという方のブログで、ブルース・リプトン著「思考のすごい力」(the biology of belief)という本を知り、購入してだいたい読み切りました。
著者のリプトン博士はスタンフォードやウィスコンシンで教鞭をとる細胞生物学者のようです。
生物学者の観点から、思考やスピリチュアルな力が、細胞レベルに及ぼす影響などについて書かれています。
その中の一章に「心は薬よりも力がある」という章があります。
このタイトルは、医学で言われるプラシーボ効果について言及したものです。
現代医学で使用されてる薬は、ケミカルなもので、それが体内で反応することによりいろんな病気の症状が抑えられます。
しかし、薬には「治る薬を飲んだ」という認識が、実際に症状を好転させてしまうというプラシーボ効果が必ず存在します。
2002年、なんと抗鬱剤の効用は80パーセント以上がプラシーボであるというデータを載せた論文が発表されました。
これによると、主要な6つの抗鬱剤の臨床試験においてその効果はシュガーピル(つまりプラシーボ)を用いたものとほとんど変わらなかったそうです。
このような例は、抗鬱剤に限らず、すべての医療行為の周辺に存在するのではないかと思います。
なんだか頼りになるお医者さんの顔を見たら、風邪のしんどさが軽快したとかいうことだとか、お母さんに痛いの痛いのとんでけーしてもらったら、痛くなくなっただといか、というようなことを含め
著者はこのプラシーボ効果は、心(信念)自体が病を軽快させる力があることにより起こると考えています。
僕が思うにプラシーボ効果には「儀式」が必要です。
ある意味、その儀式内容はなんでもかまいません。
お遍路をする、加持祈祷を受ける、リフレクソロジーを受ける、気功治療を受ける、パワースポットに詣でる、
なんでも、それを「信じてさえ」いれば、プラシーボ効果をつまり自己治癒力を発現させるきっかけになると思います。
現代の医学では、その「儀式」が薬剤や手術だということになります。
なんだか人間は、時代を越えて、神殿や病院や聖地の周りをまわりながら、外側のパワーという幻影によって自己治癒力を発現させてきたんだなと思うと不思議な気分になります。
「儀式」そのものにまったく力がないというわけではありませんが、もしかすると、「儀式の効用」:「プラシーボによる自己治癒力の発現」を比較した場合、その比率は普通に考えられてる以上に、自己治癒力の比率が高いのかもしれません。
普通は儀式10:自己治癒0と考えますが、この比が6:4とか、もしかすると5:5・・・それ以上という可能性もあるのでしょうか。
ところで、「心は薬よりも力がある」という言葉、じっとこれを考えてると、「それは確かに、そうだよなー」とつぶやいていました。
この著者は主に、信念が体に及ぼす作用はすごい、という文脈でこの言葉を使っていますが、
このブログで何度も書いている、アニタ・ムアジャー二さんのケース。
臨死体験後、数日で末期の末期だった全身に転移していた癌が、「完全」に「ひとりでに」消えてしまったというケースがあります。
アニータさんは悪性のホジキンリンパ腫のステージⅣBでした。
レモン大の腫瘍が全身にあり、肺にたまった水で呼吸ができず、腫瘍による血流障害のため顔全体が風船のようにはれあがった状態だったのです。
それが、愛とエクスタシーにみたされた臨死体験を経て、意識を取り戻したあと、数日でまったく消えてしまいました。
このケースはあまりにも奇蹟的であったため、コー医師という人によって徹底的に調査され、世界中のがん研究所に報告されていますが、同じような事例はひとつもないそうです。
アニータさんは著書の中で臨死体験で経験した、「無条件の愛」の気づきが病を癒したと語っています。
「心は薬よりも力がある」
この言葉を(信念だけではなく)広く解釈して、心、つまり精神的(spiritualな)なものは、薬よりも効果があるとするなら本当にまったくその通りだと思うのです。こんな風に奇蹟的な治癒を可能にする薬剤は存在しません。
人間が求め続ける、霊薬「エリクサー」。
それは一言で言うと、宇宙や神の属性である、「無条件の愛」だということになります。
愛のない生涯は価値がない
愛は生命にとっての水
全身全霊を傾けて飲み干しなさい
ルーミー