卵の中の黄身

我もなく うつし世もなくなにもかも  神の中なる 神のあらわれ  BYダンテス・ダイジ

化石の夜

 時は流れる、時は流れる。

 今までに100億年もの時が流れたかもしれない。

 この場所において、僕は100億年でさえ流れ去ったことを知る。

 そんな風には思えないが、ここは100億年もが流れ去った場所だった。
 この真夜中の部屋は・・・

 そしてこれからも100億年もが流れ去る。

 夜中に目が覚めるとそんな風に感じた。

 そして、僕という「形」はつかの間の戯れとして、時に浸食され朽ち果てていく。100億年の後、僕の魂も化石になっている。

 昨日、500円で買ったアンモナイトの化石を見つめた。

 それは約4億年前のデボン紀の化石であると言う。

 その美しい螺旋形は、絶対者の創造法則をそのまま結晶化させたように見える。そして、それはきっと僕自身の一部なのだろう。

 もしもこれが、僕でないのならば

 僕の存在は時の中に消滅して

 誰にもかえり見られることはないだろう

 しかし、もしこの化石が僕自身であるならば

 いつかこの大きな宇宙が

 僕の化石を自分自身として、愛でてくれるだろう

 億年ののち

 あるいは、今



 



  





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  •  鳥が卵から無理に出ようとする
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     生まれようとするものはひとつの世界を破壊せねばならない
     鳥は神に向かって飛んでいく
     その神は名をアプラクサスという


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