2013. 01. 01  

 あけましておめでとうございます*。:.゚ヽ(´∀`)ノ゚.:。+゚

 2013新春第一弾目はブレスワークセッションの記録にしました。
 二回に分けます。

 今回録音機材を忘れてきたので、記憶をもとにしたおおまかな再現となります。
 あらかじめご了承ください♪
 
 Nさん発言=オレンジ文字

28 Dec 2012

僕は中程度の方向音痴なので初めての場所では迷ってしまうことが結構ある。
 あの日もセッション開始時間ぎりぎりに到着したんだけど、それは道に迷ったからではなかった。
 京都、大阪のあたりを走っている京阪電車の乗り換えを間違えてしまったからだ。しかも二度も・・・
 間違った電車に乗り明後日の方向へ向かってることにすぐ気づき、次の駅で引き返したんだけど、
 また同じ明後日行きの電車に乗ってしまい、また引き返し、ようやく目的地へ向かうものに乗れたのだった。
 ちょっと早目について、どこかのカフェで時間をつぶそうと思ってたけど、そんな余裕はなくなり早足で歩いて
 なんとか5分前くらいに到着した。

ピンポーン

 部屋に通され、入れていただいたハーブティーを、ずずず~と飲み、ほっと一息。

 「この前のカウンセリングから調子はいかがですか?」とNさん。

 「はい、やっぱり湧き上がってくる感情を自分のものとして感じることを許していくと、それほど以前のように感情によって動かされなくなったような気がします。自分の中で何かがまとまってきたような感じで」

 「そう、どんな感情もエネルギーの動きに過ぎないと・・・いうことなんですね。今朝私も久しぶりに自分の感情と向き合う機会があったのですが。ファーストフードのお店で頼んだホットケーキが冷たかったんです。それで、店員さんに言ったんだけど、その自分の口調がどうしても怒った感じになってるわけです(笑)」

 「冷たいホットケーキって嫌ですね(笑)Nさんでもそういうことで怒りを感じられることはあるんですか?」
 
そりゃあ、あります。人間ですから。でもそういったものもただの宇宙のエネルギーの動きに過ぎないことも確かなんですね~

 「非個人的なものということでしょうか」

 「そう、非個人的なものなんです。だって「私」という感覚自体が実は非個人的なものですから

 「僕は今は、自分を越えるというよりも、自分を愛したり、一個人としてまとまった形で充実して生きたいという思いの方が強いのですが、自分を愛するということと、自分を超えるということの関係はどうなってるんでしょう?」

 「はい、それは私も探求していたテーマでして。。。ある人はこう言いますね。自分を十分愛してからその先に、自分を越えるという段階が開かれると。でも、自分を愛しきってなくても、自分を越えるということが体験として訪れる場合があります。これはだからね、どっちも同時にやるしかないと思うんです。越えるということも知ってしまってる場合は

 「なるほど」

 そうなのだ、確かに自分を越えるという体験は、その時自分自身を愛していなくても突然自分を飲み込んでいくことがある。そういった時には、自我は実は存在してないということが直感されるし、自分が物事の主体ではないという現実に入っていく。僕もそれを擬似的に体験した時は、自分をそれほど愛してなかったけど、絶対的な愛とか調和がすでに存在しているということは気づいた。
 
 自分を愛することと、超えることを同時にやることは、つまりセラピー志向(パーソナルなレベル)と目覚め志向(トランスパーソナルなレベル)の統合でもあり得るのだろうか。

 続いて、前日の晩、また父親と意識は脳の産物に過ぎないかどうかということを話していた時のことを話した。なぜか実家に帰るたびにこのような話しをすることが多いが、僕はこの種の議論をしすぎると嫌な気分になってくることが多かった。でもその日の夜は、あることに気づいた。

「なんか、こういう議論のようなやりとりをする時、今まで無意識に父親の考えを変えようとしていたことに気づいたんです。でも昨日思いました。別に死んだらそれで終わりだという考えがあってもいいし、それは別に悪いというわけではない。そう思ったら、死後の意識があるかないか、という思考の対立も包み込んだ空間を感じることができたような気がしたんです。」

はい、それはとてもいいことですね。死んだら全てが終わる、死んでも意識が続いていく、それらはどちらも思考に過ぎないんです。」

「ある種のスピリチュアリティの人たちは言いますよね。死んだら霊界に行って、また生まれ変わり、転生を繰り返して学んでいく。魂がないと考える人は、無知におかされてるとか」

それはそこに分離した自己というものがあるからこそ、自分と比べてあの人は無知だとか、劣ってるとかいう発想になるんですね

 「確かに・・・」

 ゲイ・ヘンドリクス著『コンシャス・リビング』に次のような一節がある。 

 思考や意見や立派な視点も、ひとたび自分と一体化してしまうと罠へと変わりました。何かについての自分の視点が正しい、あるいは間違っていると判断したとたん、私は視点をその場所に固定し自らの自由を奪ったのです。自分の意見を主張し、私は自分の視点を擁護することに人生のあまりにも多くの時間を費やしてきました。そしていまようやく、それらはみな同じものだったことに気づきました。意見も視点も自分の足を釘づけにし、踊る能力を制限する糊のついた床だったのです・・・・・・

 真の安全とは、あらゆる意見を包み込んでくれる空間の中にしか見いだせません。この空間のなかで、私は自分のあらゆる意見と他のすべての人々の意見とがまったく同じものであることに気づきました。どの意見も世界をあるひとつのポジションから眺めたものでした。私たちはみな背を丸めて前かがみになり、自分のポジションに固執し、股の間から後ろを眺め、自分はありのままの世界を見ているのだと思っているのです。こんな姿勢をとることによって、私たちは自分の認識能力を狭めるだけでなく、まるで蹴ってくれといわんばかりの格好の的にもなっていたのです。そして、間違いなく人生は私たちに蹴りを入れます。私たちがもっと拡大し、物事をありのままに見られるようになるまで、人生は私たちに蹴りをいれ続けるに違いありません。




 Nさんとの会話では時々、話しが途切れて沈黙が流れることが多かったけど、そういうことはあまり気にされてないようだった。この沈黙のスペースを感じていると、馴染みのあったパキパキした意識状態に次第に引っ張って行かれるようだった。
 しかしこれが僕は少し怖くもあった。
 Nさんはこのエネルギー感が人に与える影響もよくご存知のようだった。

 「今こうやっていてどういう感じですか?」


 「うーんちょっとトリップしてきました」

 「トリップしてきた?」

 「はい。こういう感じになると不安になってきて漫画読みたくなったり、テレビ見たくなったりすることがよくありました」

 「はいはい、わかります。その時もね、その不安をしっかり見つめる、体の感覚として感じるということを是非やってみてください。

 では時間なので、そろそろブレスの説明をしましょうか
。」


「はい」


 「無理のないレベルで深くて早い呼吸を続けながら、その時に沸き起こってくる感情を感じてください。
  よく手足が痺れたりしますけど、これは今まで滞っていた部分にエネルギーが流れ始めた時に起こるので大丈夫です。ただ感じていてください。動かしたいと思ったら体を自由に動かしても大丈夫です。何か声を出したくなったら、出してください。ぎゃーって叫びたくなった時は、枕を口に押し当てて叫んでください(笑
)」


 「以前受けたブレスワークでは、みんな結構わーぎゃー騒いでいたんですが・・・」

 「はい、私もそういうブレスワークは体験してますが、どうも中毒性があるみたいなんですね。騒ぐことによって、自分で感情をそのまましっかり感じるということができなくなる場合があるんですよ。だからここでは自分が感じることを大事にしています。

 前にやったところでは、シッター(見守る人)とブリーザー(呼吸する人)のペアを何組かつくり、時々主催者の人がやってきて胸のあたりをぐいぐい押されたり、「何か出かかってるぞ!叫べ」と誘導されたりしたけど、Nさんのやり方はなるべくその人の主体性とか感じ方を重視するやり方のようだ。同じブレスワークでもいろんなやり方があるんだなと思った。

 さて、いよいよ、ブレス開始!!(`・ω・´)

 
 つづく
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Comment
灰たかさん

明けましておめでとうございます\(^_^)/

新年早々、興味深い内容ですね。灰たかさんに教えて頂いたセルフラブ、今でも毎日練習続けています。しかし、何の目的で始めたのか、ハッキリいって覚えてないのですが、実践しているうちにひとつの疑問が生じました。

これって「私」という感覚を強めてしまうのでは?
「私」を越えるという観点からすると、逆によろしくないのでは?なんてことも思ったのですが、Nさんの見解を伺えて良かったです。

それとブレスワーク

僕はやったことないんですが、OSHO さんのカタルシスはかなりやりこみましたね。

ダイナミック瞑想、クンダリー二瞑想、合わせて1000回以上(実際、数えてないのでだいたいですが)やりましたが、それで自分は変わったか?と聞かれると、多分何にも進歩していません。

やっぱり感情を感じきることの大切さを痛感しました。

大変参考になりました。つづきが楽しみです。
Re: タイトルなし

 子羊さん、明けましておめでとうございます☆
 今年も何卒よろしくおねがいします!

 Oshoのワークをそんなにされていたんですね~。知りませんでした。
 実は、Nさんのブレスワークで和尚の瞑想テクニックを応用したのかな?と思う部分があったんですよ。それは次の記事で書きますね。僕は瞑想センターには行ったことないんですけど、『オレンジブック』を持ってて、あそこに載ってる瞑想結構やりましたね~。

 僕もそれで自分が変わったかどうかはわからないですけど、、、でも楽しいですね、あの本は(^O^)

 なんかそういうことがあったので、久しぶりに和尚のいろんな瞑想法読み直して、やっぱり和尚もセラピーと目覚めをつなげようとしていたんだということを再確認してました。

 続き、もう少々お待くださ~い(゜´Д`゜)


オレンジブックですか・・・

僕がosho の本で一番最初に買った本です。何百回読んだことか。

衝撃的でした。

あそこに載っている技法はほぼ全部、試しましたね。

今でもosho の中で一番好きな本です。

ちなみに僕はosho のサニヤシンではありません。

よく僕がなぜサニヤシンでないのか、不思議に思う人もいるくらいです(笑)

実はブレスワークも一回だけ、ひとりでやってみたことあるんですよね。

何かのサイトの記事読んでやってみたくなって。

まる1時間、調子こいて激しく呼吸してたら、全身痺れてその後10分間くらい
動けなくなりました。

死ぬかと思いました(笑)

やっぱり、ああいう技法は独学でやってはいけないですよね。

バカ丸出しなコメントすいません。


つづき、楽しみにしております。



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はいたか鳥

  • Author:はいたか鳥
  •  Only in silence the word,
     only in dark the light,
     only in dying life :
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     ことばは沈黙に
    光は闇に
    生は死の中にこそあるものなれ
    飛翔せるタカの
    虚空にこそ輝けるごとくに

    ゲド戦記 エアの創造より


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