冬至の午後


今日は晴れていて雲ひとつない
2013年 冬至の午後
地球がまた光へ向って旅立つ日

窓の外には見慣れたいつもの樹が
梢を風に揺らしている

じっと見ていると、彼も僕を見つめ返しているようだ

君とこうして見つめ合っている今
すべてはこのためにあったのかもしれない

5年前の僕には 青空を背にゆれる君が誰なのか
この風景がどこなのか わからないだろう

すべてはこのために
この今のために

名もなき今

青空を背に梢を揺らす君
それはありふれた光景

でも

あの日の夜に泣いたことも
一人夜明けに旅立ったことも
すべてのことの結果として 今 ここに
僕と君がいる

君の後ろの青空のスクリーンには
もっと大きな悲劇や すべての世界のドラマも
薄く薄く 
淡く淡く
幾重にも重なって映し出されていたんだね 

君はそんな遥かな時空のドラマを背に立って
僕の考えの及びもつかない
遠い過去からの風に揺れている

その風の中に聴こえる

破裂する核の轟音が

どこかの祝祭の夜の楽の音が

白亜の海の岩礁を越えて届く
波の音が

2013年 12月の冬至に
僕と君が見つめあう
今のために

そして僕らは種になる

誰かと誰かが見つめあい
その奇蹟を感じる 
そんないつかの花咲く明日のために

晴れわたった冬至
雲ひとつない青空
2013年 12月の 
日曜日

地球は光へとまた旅立った


                                    2013 12 22




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詩集2(火水の子供たち) | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/01/11 11:30
コメント
はいたかさん こんにちは

うーん,やっぱりすごいな.はいたかさんの詩とてもスキ.どれも.
詩集をだしたらいいのに.ダイジみたいに.小さいの.
桜の下もいいし,水音もいい.今日のもすごくいい.
いつもありがとう.
Re: タイトルなし
 ローバーさん

 お久しぶりです!
 いつも読んでくださってるんですね☆
 うれしいです。
 こちらこそ、ありがとうございますぅ~♪

 いつか小さい冊子にできればいいなって思います^^


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