年老いた女

 ナンシー・ウッド「今日は死ぬにもってこいの日」より





 年老いた女よ、
 それはあなただ。
 わたしの魂の目でしか 
 あなたを見なかったときでさえ
 それはあなただった。
 年老いた女よ、
 あなたとともにいて、わたしは見た、
 枯れた丸太が命を与え
 真冬の小川が、春のためにさざ波を立て
 はるか彼方の山並みが
 ものの始まりについてわたしたちに語ってくれるのを。
 年老いた女よ、
 あなたとともにいて、わたしは知った、
 高いところでの平安を
 強風に吹かれて身を丸め、太陽に向かって傾く
 花の持つ意味を。
 年老いた女よ、
 いつも小さなものの中に、あなたはいた、
 まるで自然全体が、あなたの考えを持っているみたいに。
 だからわたしは、いろんなものから教わったのだ、
 岩や虹、高い木立や蝶々から。
 年老いた女よ、
 あなたはいた、
 自由に飛び回る、孤独な鷲の中に
 そしていつか荒涼の地で見た、鹿の目の中に。
 年老いた女よ、
 すべて良いものの中にはあなたがいる。
 それらはわたしを目覚まし、そして言う、
 わたしはより豊かで、より充実した人生を送った
 なぜなら、あなたがわたしとともに
 生きていてくれたからだと



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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2007/02/17 23:55
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