2016.
05.
15
このところ、時々、横浜近くまでボーカルのレッスンを受けにいったりしています。
吉祥寺のコピスでたまたま↓の本を見つけて、一度会ってみたいと思ったのがきっかけ。
本を読むと音楽から、教育、哲学まで知識の範囲がハンパなく大きい方で、なおかつ歌への情熱がすごく感じられて非常に印象的でした。
で、本の文体のある意味ロジカルな感じから僕は完全に男性だと思っていたのですが、ミドルエイジの女性の先生でした。
↓この文体を読むと・・・↓
私にとっての絶対的真理があなたにとっても絶対的真理であるとは限りません。
絶対的真理などない、という人がいます。信仰(神の存在)こそが真理だという人がいます。理性(1+1=2であるという普遍的事実)こそが唯一の真理だという人もいます。
絶対的真理について議論しても仕方ないので、ここでの絶対的真理は、科学的に立証できる事実のことではなく、あなたが直観的に「事実」だと認めたものを「真理」としたいと思います。ですから、私が多くの疑問を投げかけることで、あなたが混乱し、パラレルワールドにでも迷い込んでくれたなら、私にとってはしめたものです。
真理は自己の外にではなく内にこそあります。
その壮大な光景にあなたは何を見るでしょう。あなたは、そんなスペクトル巨編の主人公です。2時間程度で完結することは不可能だと思いますので、ゆっくり気長なたびを楽しんでください。
しかし、その難路の先に、美しき源泉があることを信じてください。
僕は割りと文体からその人の性質を嗅ぎ取るのは得意な方だとは思うのですが。。。
てっきり男性かと思い
完全に予想を裏切られてしまいました。
ということで大変才能豊かつ、個性的なパーソナリティの方だと感じています。
え~と僕の歌はどちらかと言うと酷評されておりますが(笑)、
そして30代後半なら「小僧あつかいする」と言われてたりしますが、若干M気質な僕にとっては、あまり今のところ「なんだこの~」と思ったりはしていません。なんか厳しい目のほうが今の自分には必要かもとも思ったり。
今日、うかがって面白かったのは、日本語の歌よりも洋楽のほうがむしろ歌いこなすのは簡単だという話しでした。
日本語の会話は基本胸式呼吸、ネイティブスピーカーは腹式呼吸。これを胸式→腹式に直すだけでも大変です。
加えて、英語には、単語自体にいわば強弱や色合いなどの音楽性があるけど、日本語の単語は複数のぶつ切りの文字が並んでいるだけなので、これを歌として通用させるまでのプロセスが英語よりもずっと大変だということでした。
それは日本語の母音は5つだけど、英語の場合は20種類ほどもあるところから来てるようです。
これは五色のパレットで絵を描くのと、20色のパレットで絵を描くのとくらいの違いらしい。
そのため日本語の歌をそのままで歌うと、どうしても洋楽より平坦な印象になりやすい。なので、五色の色合いの中でそれらを混ぜたりして表現の多様性を磨いていくことが必要ですが、すごく初心者にはそれはレベルが高い。
これが、洋楽のほうがむしろ簡単と先生が考える理由でした。
「簡単」というのはメロディと歌詞だけを覚えることが、ではなく、人に聴いてもらえるレベルにするにはということだと思います。
まあ、こういうことですよね↓
あ い う え お という母音の5音が日本語の基礎となっているわけですが、まずこれらを純化して本来の音をだせるようになった上で、表現を磨いていく必要があるらしいです。
僕は現在のところ、歌自体を練習するという域にあるとは思っていない部分がありますので、数ヶ月はボイトレの基礎をみっちり教えてもらうことになりそうです。経済的なことからもいつまで続けられるか微妙なところはありますが・・・
どうも歌を歌いたいという以前に、本来の声を出したいというか、響く声、アピール力がある声を出したいという衝動がどうもあるようで、昔からこもりがちの低音ボイスでぼそぼそ喋ってると友人たちから「え?」とか「もっとでかい声で喋れ」とか言われることが多かったコンプレックスから解放されたいというのあるかも^^;
で、そういう日常のおしゃべりや、スピーチやらの自己表現の究極バージョンが、僕の中では歌、なんですよね。
なんでかというと、そこで動く感情量、官能性のレベル、肺を出入りする空気の量、などが通常の日常のコミュニケーションよりも大きいからでしょう。
そのような自己表現を出来るようになりたい(自分なりのレベルで)というのがしつこく願望として消えません。
日常のおしゃべりのコンプレックスをさらにハードルが高い分野で挽回したがってるようなところがあるのかもしれません。
子供の頃ドンジャラで大敗したので、人間競馬で大勝してやる!みたいな・・まーそういう部分もあるんでしょうね。
そして俺の前で焼き土下座しろ!みたいな(冗談です)
そんな感じで地元からは片道一時間くらいはかかりますが、定期的に通ってみようかなと思っています。
先生の歌 ピアノとアカペラこんな感じ
人前で歌えるレベルになれるかはさておいて、また自分の声表現に変化が起こりそうで少しわくわくしています♪
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