両国へリスニングに(トマティス体験)


   5/23記 5/27編集



 

  本日は完全に夏日、6月下旬くらいの体感です。

  やや暑いけど、僕はこれくらいの方が調子がよく、活動性がMAXになるのはこんくらいの気候でしょうか。

  ということで本日はトマティスを体験しにお出かけしてきました。

   Dr-tomatis.jpg
 
  トマティスとは、フランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士(1920~2001)が開発した、聴覚を胎内の状態に戻すことによりリセットして、ブロックされていた音の周波数帯域を聞こえるようにし、より完全な耳にするための方法です。これはまた、語学、音楽の上達、リラクゼーション、トラウマ治療、潜在能力の開発、発達障害児童のセラピーなど幅広い分野で応用されています。

 かつてはオペラ歌手のマリア・カラスがトマティスを受けたことは有名です。

  現在、ボイトレ再開しまして、地元の公園で地味に発声練習したりしてますが、図書館でトマティスに関する本に引き寄せられ読んでみました。



 で、思いました。「発声」と「聴く」ってことはふたつセットなんですね。
 どうしてもボイトレとかするとなると「声を出す」方にのみ意識が向いてしまいますが、トマティス理論によると「聴こえない音は発声できない」ということです。だから音楽をする場合、アウトプット以前に、音を脳にインプットしている耳がどのような状態であるかというのはすごく重要になるのではないかと。

 トマティスでは普通の聴覚テストでは詳しく測らない、周波数別の聴力をテストしてオーデイオグラムという表にします。

 なんとこれを見ると、パーソナリティの特徴などもわかるらしいですね。

 どの周波数帯の聴力がよいか、ということで例えば高音域が強く、低音域が弱い場合、精神文化への理解力などは深いが、肉体労働は苦手、行動力に欠ける。

 逆に、低周波の感度が強く、高周波ほど感度が鈍いという場合は、足腰は丈夫でからだは元気、行動力は十分、ただ細かなデスクワークは苦手、頑固で融通が利かない面も・・・なんていう傾向が現れるそうです。

 ホントなら面白いですよね~

 ちなみに前の方のようなオーディオグラムの結果を知性曲線、後者のような結果を行動曲線と呼ぶようです。

 人体各部に共鳴する音も周波数によって異なり、高周波ほど頭頂(8000ヘルツ)寄りに、低周波ほど尾てい骨寄(200ヘルツ)りに共鳴します。


 (尾てい骨の200ヘルツは、ドレミの歌のソ~は青い空~のソ(mid1G)とソシャープ(mid1G#)の間くらいです。
 胸部の1500ヘルツは、hihiGで、ドレミの歌のソから3オクターブ上、普通の歌い手には出ない声です。最後につけた動画でご確認くださいませ。
頭頂の8000ヘルツは、マライキャリーでも出せる音じゃありません。
 ただ誰にでも聴こえる音です。胎児は8000ヘルツの音の世界にいるとトマティス博士は言ってるようです。)


 そしてある音域にだけ音のカーテンと呼ばれる、ブロックがある場合があるようで、これは例えば幼児期のトラウマなどで起こるそうです。子供は先天的な障害がなければ、もともとみな完全な耳を持っていますが、つらい出来事があると、ある音を聞こえなくすることで、自分を守る場合がある。それが「音のカーテン」と呼ばれるもので、オーディオグラムでは斜線がひかれるエリアです。

 うーん、どうもトラウマというのはあれですね、たぶん聴覚だけではないんですが、サバイバルのために「知覚を制限する」みたいですね。だから不安が強いと、ある特定のポイントに関してはむしろ普通の人より知覚力が研ぎ澄まされたりすることもあるようですが、知覚でも思考でも全体的な広がりは失われます。

 知覚は限定的・固定的となり、思考や行動は強迫的・常同的(ループする)となるような気がします。
 動物たちの生存プログラムの名残が、人間の中で発動している状態です。

 で、面白いんですが、トマティスにより耳を初期化することでトラウマそのものが癒されることもあるらしいんですよ。
 発育トラウマというとどうしても、ヒプノなど潜在意識に働きかける系というのがメジャーですが、知覚器官を解放することによってそれが癒されるのなら大変興味深いことです。

 まだ、トラウマというと精神的な症状が出るという認識がメジャーで、知覚にも影響するということはあまり知られていません。

 僕らはおおむね、同じ世界を共有していると思っています。

 しかし、耳という器官ひとつとっても、ある人には聴こえている音が、ある人には聴こえていない。あるいは、ある人には右から聴こえ、ある人には左から聴こえている(音の定位能力の違い)ということがあるんですね。

 それを可視化して見せてくれるのが、オーディオグラムなわけですね。

 で、僕もまず、その検査を受けさせてもらいました。

 ヘッドフォンをつけて音が聴こえれば、左右聴こえた方の手を挙げるという簡単なテストです。

 僕はたぶん、知性曲線を描くのではないかと思いました。あと音のカーテンもあるんだろうなと。

 ってのは結構聴力とか発声に関するコンプレックスがありまして、騒音の中で人と話すのがものすごくイライラするくらい苦手だったり、なかなかこちらも騒音を飛び越えるような響く声が出せないとか、歌の先生に音程の悪さをダイレクトに指摘されたり(泣)しましたので。

 ・・・のですが。結果は予想外で、「耳、いいですよ」(ヤター)ということでした。バランスがとれた理想曲線に近いということ。

 理想曲線はイタリア人などに多いそうです。そう言えば濃厚なピザやワインは好きです(関係ないって)

 あ、カンツオーネも好きだよ(もういいって)




 ただ、左耳の高周波域に音のカーテンがかかってるエリアがありました。
 そして気導音(空気を伝わって感受する音)にくらべて骨導音(体内の骨から伝わってくる音)がちょっと不安定な曲線となりました。

 音のカーテンができる理由は様々ですが、常に自分の左側に何か自分にとって耳をふさぎたくなる人・ものがあったり、また左耳は女性とのコミュニケーションに対応しているので、女性トラウマという場合もあるらしいです。

 まあ、女性トラウマは割とあるんですけど、原因はよくわかりません。なんかブロックされてるみたいです。

 カラオケでよく左耳をふさぐいで歌うと、ましに歌える気がするんですが、それとも関係あるんでしょうかね~

 今回のこのリスニングテストは、無料です。(トマティス自体は結構高額何ですけどね)

 いやーこれいいですよ。
 オーディオグラムだけでもかなり自己理解が深まりますし、 
 担当の方もすごく明朗知的な感じで、すごくお話ししやすかったですし、お勧めしたいですね。

 入会などをごり押しされることもありませんでしたし。

 テスト以外にも出し惜しみする感じもなく、たくさんのことを教えていただきました。
 
 雑多な騒音が苦手(家電量販店のえげつない騒音など)という話をすると、それに対処する「聞き耳を立てる」というエクササイズを教えてもらいました。自分の耳をぴーんと伸ばしてる感じで、10センチくらい耳より上の位置で聴いているとイメージするそうです。

 すると、交通量が多い通りでも、車の「ぐおーん」という低音部分ではなく、しゅっしゅっっと風を切る音のような高音部分にフォーカスしやすくなるらしいです。人間にとって、より物理的な低音部分がより脅威を覚え、ストレスになりやすいらしいです。

 これは聴力が完全に受動的なものではなく、「選択できる(周波数帯域を)」ということを意味しています。
 「うるさい」というのは絶対的なもんじゃないんですね。聴き方を変えることもできると。

 面白いなーと思いました。実践してみようかと思います。ウサギ耳^^ 

 トマティス博士は聴こえてくる音の「高周波をとらえなさい」と言っていたようです。

 そして最後に、一時間だけ聴覚セラピーをお試しで聴かせてもらいました。

 いやーこれが、異様に気持ちよかったんですよね。こんだけ長々と書いてるのも、どうもあれにエネルギーをかなりもらった気がするからなんですが。

(これももしかすると、トマティス理論特有の考えかもしれませんが、脳は糖分などからだけエネルギーを補給しているわけではなく「外から聴こえてくる音」「自分の声」からもエネルギーを補給しているらしいです。

 だから、読経とか歌を口ずさむことはすごく、脳の働きに影響するってことです
。)
 
 簡単にいうとリクライニングチェアーに横になって、音楽を聴くだけです。
 曲は前半モーツアルトで、後半はグレゴリア聖歌です。
 頻繁に聴こえてくる周波数帯域が変更されます。(多分フィルターがかかったり、はずれたり)
 そうすると、モーツアルトの中音域だけが聴こえたり、高音だけが聴こえたりするんですね。

 完全に途中から深い瞑想状態になっていました。

 すごく平和で、美しい、草原のような風景が浮かんできたりして、とにかく気持ちよい状態を味わっていました。

 たぶんシータ波の状態ではなかったろうかと思います。

 終わって、外に出ると、すごくリセット感があり、明日の仕事や帰りの電車時間のことなんてなんにも浮かびませんでした。

 ただ夏空がきれいで、いいなーと。自分で瞑想もしますが、なかなかここまでリセットされないんですよね。最近は特にいろいろ悩みもありまして、夜も睡眠があさかったりで、思考が走り気味だったのがすごく落ち着いて、風景が新鮮に見えました。

 久しぶりの感覚でした。
 僕もヘミシンクとか、バイノーラルサウンド系のCDをよく聞きましけど、なんかそれとも違いましたね。

 うーん、単にグレゴリア聖歌が好きだからかなーその要因もあるかもしれませんが、とにかく気持ちよかったことは確かでした。

 この平和な気持ちよさはフローティングシェル(アイソレーションタンク)に入った時と少し似てるでしょうか。

 フローティングシェルは、明らかに母胎の環境再現でもあり、スタニスラフ・グロフいうところのBPM1の再体験的意味合いが強いです。トマティスの聴覚セラピーでは、少しづつ音にフィルターをかけて、胎内にいた時に聴いていた8000ヘルツの音のみが聞こえるようにします。これを長期間聴き続けることで、聴覚がリセットされるということです。

 胎内の疑似環境をつくるという点ではどちらも似てますよね。
 タンクは感覚的に胎内の再現であり、トマティスは聴覚的な再現ということになる。

 これ組み合わせたらすごそうだけど、誰か作ってくれないかな。
 
 音と声、聴覚の世界は果てしなく深いですね

 発声とともに聴覚も探求していきたいと思います。 

 最後に音に関して面白かった動画をいくつか・・・ 

 高音厨普通にすごいな・・・ぼかーどっちかというと低音厨なので それでもこんなにでんけど

 低音厨の人、お笑い芸人の麒麟川島的なシブい低音っすね 合間のコメントが妙にかっけ~




 


 




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セラピー&ヒーリング | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/05/28 22:46
コメント
聴覚の世界、興味あります。トマティス体験してみたいです、BSTのブレインレスキューや伝田式聴覚トレーニングも興味あるけど高額なんですよね(^_^;)普段はインサイトやフォーカスのCD聴いてます(^o^)
ヒデさん

コメントありがとうございます♪トマティス無料体験の割に、内容が濃くて充実してましたよ。結構おすすめかもです。

>BSTのブレインレスキューや伝田式聴覚トレーニング

僕は知らなかったのですが、他にもいろんなトレーニング法があるんですね~。聴覚と発声、そしてヴォーカル、この辺の関係はすごくおもしろそうですよね。もう少し突っ込んで学んでみようかよ思っております^^またレポいたしま~す

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