Dead Can Dance - Yulunga Spirit Dance  

 


 
  カテゴリ「好きな歌」ですが、純粋に「好きな歌」ではないな~

 気になる音というか

 だいぶ前「dead can dance」 死者も踊るという不思議なグループ名にひきつけられて購入した一枚でした。

 持っていて、聴いてるとちょっと不安な気分に飲み込まれていくCDだったので手放しましたが、あらためてPVで観てみると迫力がありました。

率直に言うと、やや「気持ち悪い」のですが、言い方変えればディープでもあります。

 なぜこんなに気持ち悪いものをつくったのか、どのようなシチュエーションで聴くことを想定しているのか、いろいろ気になるのです。

(個人的な感じ方ですが)北欧のこけむした古い石の十字架がいっぱい立ってる墓地にひとりでいるみたいな、核兵器で一夜のうちに滅びた都市の一角にひとりで立ってるような。

 そのようなしゃれにならない滅びと、その裏返しの美の感覚というか

 そんな雰囲気がお好きな方は是非聞いていただきたいです!(おらんやろ)

 特に火口の映像に重なる歌声は大変神秘的。
 火山の妙にぬらぬらした感じとか押し寄せてくる雲が、人間の思惑を超えたところで動いてる自然の秩序の厳しさや、気味悪さを伝えてきます。
 スーフィーの回転舞踏なんかも出てきて興味深いですね。
 神秘的と気持ち悪さの境界線を、かなり気持ち悪い側にかなり踏み込んでる感じはするんですが。

 この呪詛のようなボーカルをバックにすると、回転舞踏から部族のダンスまで全部気持ち悪く見えてくるので不思議です。

 まあ、とか

 なんだかんだ言いながらディープな世界に飲み込まれて最後まで見てしまいました。 

 風も冷たくなってきたこの季節、紅茶をすすりながら散っていく木の葉を見つめながら聞くと、意外と・・・・・・・(ダメだ、無理)





別のアルバムに関するものですが、こんなレビューがアマゾンにあった。
ビジネスとしては確かに・・・成立しがたいかも。


★★★★★
タイムスリップ 投稿者 Ahasuerus 投稿日 2016/2/2
形式: CD


こんな異形の音楽を演る集団が出て来た80年代という時代は一体何だったんだろう。
世の中、アングラだの前衛だのは多いが、もはやビジネスとして成立しないレベルまで逝っちゃったのがこの人達。
本当に中世からタイムスリップして来たんじゃないかとしか思えない2人。
特にリサ・ジェラルドは、魔女狩りから逃げて来たとしてもおかしくないぐらい、声に呪いが掛かっている。

「クラシック」などいう表現では生易しい、西欧文化の土着的な部分を感じる、生々しくオドロオドロしい音楽。
最高傑作はこれだが、これの前後の2枚はもっとディープ。
特に次作は本当にヤバい。
神聖さのリミッターが振り切れて古代バビロニアに逝っちゃったような「The Host of Seraphim」は、もう論外の超々クォリティなのだが、案外聴き所は「Severance」かも。
ライブではブレンダン・ペリーがハーディー・ガーディーを演奏しながら歌うのだが、これもまたタイムスリップ感が半端ない。

採点不可能グループ。
唯一無二過ぎて、オリジナリティだけで★自体は当然満点。



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好きな歌 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/10/22 19:46
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