ホピの予言

 ネイティブアメリカンの一部族であるホピ族を描いた「ホピの予言」2004年度版の上映会に行って来た。
 
 1986年製作の映画。
 「ホピ」とは平和な人々を意味する。彼らは世界の創造主であるグレートスピリッツ(マーサウ)から母なる大地の世話をするように命じられたと信じている。
 ホピの聖地では、現代の西洋文明の根幹となるエネルギー資源・・・石炭やウラニウム・・・の採掘が行われており、放射能汚染や強制移住にによってホピ族は甚大な被害を被っている。

 自らを大地の守護者を持って任じる彼らにとって、鉱物資源は母なる大地の「内臓」であり、それを際限なく略奪するのは母の肉体を蹂躙する行為だった。

 1945年、長崎と広島に投下された原子爆弾の原料となったウラニウムがホピの土地から採取されたものであることを知った彼らは、祖先から伝わる予言の中にそのことが警告されたいたことに気づく。原爆は予言の中で「灰のびっしりつまったひょうたんが落ちてくる」という言葉で記されていた。

 彼らは部族の中から3人のメッセンジャーを選び、その予言を世界に公表し、調和を取り戻すべく活動を始めた・・・。
 
 ホピの聖地から採掘された資源が、この現在の文明形態を維持する力になり、核兵器の原料にもなっていることを知ったことによって、彼らがグレートスピリッツから与えられた「大地の番人」という役割の意味が明確になったのではないかと感じられる。悲壮な形ではあるけど・・。
 
使いようによっては人類を何回も絶滅させる力を持つ、放射性物質。 
そのような資源が眠る場所に居住しているかれらであるからこそ、「精霊」はメッセージとして「平和」の重要性を伝えたに違いない。

 母なる大地から略取した「内臓」のエネルギーを使用し、便利で快適な生活を送っているはずの西洋文明に数々の病理が蔓延し、自然のエネルギーだけでシンプルな自給自足を営んでいるホピの人たちが、とても穏やかな表情をしているのを見ると、あまりにも自然の摂理から逸脱してしまったこの世界に恐怖すら感じる。 
 ホピの人々を被爆させて獲得した膨大なエネルギーを使用して自らをも(長期的には)不幸にさせるという、なんともとんでもないことをしているのである。

 20年前に作られた映画だが、そのメッセージはより緊迫性を帯びてきていると考えて間違いない。
 ホピの指導者は、ニューヨークでの9・11のテロや、米のイラク侵攻も起こった今、時は既に「浄化の時代」に入っていると考えているようだ。
 現在の世界の前に、すでに二つの世界があった。この世界は3つめの世界で「浄化の時代」を経て「第4の世界」を迎えるとホピの石版には記されている。
 
            
 映画「ホピの予言」詳細

 http://www.h6.dion.ne.jp/~hopiland/


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ホピのシールドマーク
全ての人種(黄、赤、白、黒)をひとつにして大地といのちを守り、この地球のバランスをしっかりと保つ、という意味が込められている
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アセンション考 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2007/06/11 10:42
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