卵の中の黄身

我もなく うつし世もなくなにもかも  神の中なる 神のあらわれ  BYダンテス・ダイジ

石ころとダイヤ

 僕は17の頃にこんな詩を書いた。

 小さな石ころは、いつかダイヤモンドになりたいと思ってる
 星屑はいつか、巨大な太陽になりたいと思ってる

 
 そして、小さな僕は大ききな輝いた未来にあこがれた。

 でもそうではなかった。

 星屑も、石ころも何にもなりたがってなんかいない。

 実際のところ、星屑よりも太陽のほうがよいという人間の考えがあるだけで、星屑が星屑であり、石ころが石ころであることによって、太陽が太陽であり、ダイヤがダイヤとなっている。

 そしていつか星屑は太陽となり、石ころはダイヤとなるだろう。
 ダイヤは石ころとなり、太陽は星屑となる。

 あらゆる価値観に僕はがんじがらめになっている。
 そのときに誰かが、つぶやく。

 「君は、そこにころがっている石ころと同じくらいの価値がある」と。そのときに広がる宇宙はとても優しい。 


 愛の鳥は石ころの微笑だ。いつまでもあなたの死を待っている。 

≪ あじさいホーム消えない炎 ≫

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  • Author:はいたか鳥
  •  鳥が卵から無理に出ようとする
     卵は世界だ 
     生まれようとするものはひとつの世界を破壊せねばならない
     鳥は神に向かって飛んでいく
     その神は名をアプラクサスという


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