お稲荷さんについて

 少し妙な夢を見たのがきっかけで、「稲荷」について調べてみた。

 僕は案内人と一緒に稲荷の世界を旅していた。
 案内人はI先生だった。
 I先生と稲荷のことについて話していたのだが、僕がよくわからないでいると、先生が稲荷に向かって、「ちょっと降りてやって」と言った。
 すると、青や赤の炎で縁取られた狐たちが飛びかう姿が見え始めた。

 真っ黒な泥水に覆われた、田んぼがあった。
 水は足首のところくらいしかないのだが、ところどころ急激に深くなっており、そこに踏み込んでしまうと頭まですっぽりと水に呑み込まれてしまう。
 田の下は別の世界に通じているようだ。
 泥に覆われた田を抜け出すと、稲荷の世界の出口には、地獄の番犬ケルベロスのように、首輪につながれた巨大化した二匹の狐がいた。
 口は裂け、まるで狼のように獰猛になっている。
 その間をすり抜けて、この世界に帰って来ると、やがて全身どろだらけになった先生が歩いてくる。
 先生は、「泥(田んぼ)の下の世界に連れて行かれて、そこが現実だと思い込まされそうになった」・・・と言う。

 この夢を見て目が覚めた後、「あーそうか、稲荷と言うのは穀物神ではないか」と思った。
 恐ろしげな狐の姿ではなく、「田んぼ」というのが稲荷の本質だと思った。
 で、ネットで調べてみると、やはり稲を実らせる力を神格化したものが『稲荷神』だったようだ。
 
 宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
 佐田彦大神(さたひこのおおかみ)
 大宮能売大神(おおみやのみのおおかみ)
 田中大神(たなかのおおかみ)
 四大神(しのおおかみ)

 これら5柱の神を総じて稲荷大神と呼ぶようである。
 狐はあくまで稲荷大神の眷属であり、稲荷そのものではない。
 ではなぜ、狐が稲荷大神と結びつき眷属化したかということについては、諸説あるようだが、ここでは触れない。物好きな人は調べてみてください。すぐに出ます。
 おそらくこの夢を見たのは、以前どこかで読んだ情報が残っていたのか、前日の修道会で次のような話を聞いたからだろうと思う。

 「この宇宙をひとつの会社だとすると・・・・社長は神だ。いや、そうだな社長はやりての女社長(母=マハー・マーヤ)で、神は会長かもしれないね。そして、部長は大日如来、課長は人間を助けるために帰ってきたような存在(アバター)だ。でね、神々というのはその会社を維持するために必要なシステムみたいなものだよ。例えば水道は、弁財天、稲荷は食堂だな。我々は、頑張って出世すれば課長や社長にはなれる。でも、水道や電気には絶対なれない。
 覚醒するって言うはね・・・たまたま廊下で社長と擦れ違うみたいなもんだ(笑)。気をつけてないといけないよ、会長は変装してどこにでもいるからね。」

 この「稲荷は食堂」というのを聞いて、ん?と思ったが話題が移るのに注意していて深く突っ込まなかった。その情報と、以前どこかで読んだ情報が眠っているときに統合してああいう夢を見たんだろうと思う。

 しかし、人間の生命を維持するもっとも根本的な力と、狐と言うトリックスター的な動物が結びついているのは興味深い。
 しかし、その影響で稲荷神の姿が後ろに隠れてしまっているような印象も否めない。

 僕は最近、食事をとる前に少し黙想し、食物に感謝の祈りを捧げていたのだが、そういったこととも関係しているような気がする。
 「天皇」というのも元は穀物神なんだよなー確か。
 三島由紀夫の本に書いてあった。





 







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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2006/04/10 23:17
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