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 「古神道の本」学研。

 古神道という響きに以前から惹かれるものがあったので、買ってみた。
 古神道というと、日本に古代から連綿と伝わる奥義というようなイメージがあるが事実はというと江戸時代に様々な文化的・政治的事情により成立したようである。
 薄々は想像していたが、古神道家は極端な日本神国幻想に取り憑かれている人物が多かったようだ。天皇が天から天下った現人神という思想を真実とするなら、そこから妄想?の根が派生し最終的には日本が世界を征服、統一すべし、という八紘一宇(はっこういちう)の思想に行きつく。
 日本が神国で在ることを証明するために、『竹内文献』を始めとする多くの偽書が生み出された。
 「日の本の国」は言霊的に読み直され、霊(ヒ)の元の国となる。
 さらにユダヤ民族と日本民族は祖を同じくするという日ユ同祖論も古神道家たちと微妙に関わっている。
 古神道の世界は霊的妄想の展覧会のような趣きを呈している。
 
 しかし、本当のところ、どうなのであろうか。
 このような日本を至上の神の国とするような思想は、明らかに長い鎖国の眠りから覚めて欧米諸国に対峙した時のプレッシャーや、その反動としての軍国化という時代背景と切り離せないとは思うが・・・。
 それはもしかすると、危機に瀕している事を自覚した「日本的な霊性」の必死の反逆だったのかもしれない。が、結果的にそれは過剰防衛となり、原爆投下、敗戦を招いた。もしかすると、古神道家たちが守りたかった「日本の魂」のようなもの・・・そのような何かがあったのかしれないと・・・僕は感じる。現代の日本人が文化的に、一種の根無し草であるのは事実なのであるから。

 一体、日本とは何かということを考えさせられる。
 ナショナリズムは多かれ少なかれどこの国でも生まれるだろうが、霊的ナショナリズムというのはそれほど普遍的なものではないだろう。
 その辺政治的に極端に現象化したのは、ユダヤ人と日本人くらいではないのだろうか。日ユ同祖論じゃないが(^^; 








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未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2006/05/07 19:50
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