オバマ・イン・スピリチュアルワールド

 次期大統領のバラク・オバマが選挙戦に登場した頃から、妙な風潮が精神世界の一角に見られるようになった。

なぜ精神世界の一角かというと、それは主に来るべきニューエイジの到来を予期するアセンション信奉者に多く見られるように思えるからだ。

 彼らはバラク・オバマは光の存在であり、アメリカを大きく変化させてくれると信じているようだ。
ブッシュが悪の権化だとすれば、オバマは彼らの間ではまさしく『メシア』である。
オバマ政権のもとで、今まで秘密政府が行ってきた数々の悪事(9・11を含む)が白日の下にさらされると彼らは言う。

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 いったい、何を根拠にかれらがそう言っているのか僕にはよく理解できない。
確かにオバマ政権の誕生は初の黒人大統領ということもあり、歴史的に大きな意義のあることかもしれない。
またオバマは貧困層に寛容な財政政策を行う方針だと聴く。
オバマはジョン・F・ケネディの再来とも言われ、選挙戦中から暗殺の噂がささやかれていたし、実際、
オバマ暗殺を計画していたグループが逮捕されたというようなこともあった。
このようなことから、オバマはきっと今までのアメリカにはない革命的な国政を行ってくれるはずだという期待感が高まっているのだろうか。

オバマは恐らく、未曾有の混乱において、アメリカ国民にメッセージを伝えるような役回りをせざるを得ないのだろう。
頭の中に『ディープ・インパクト』で大統領の役を演じたモーガン・フリーマンの姿が浮かぶ。あの映画の中で黒人の彼が大統領の役を演じていたのは偶然だろうか。まあ隕石が落ちてくることはないだろうが、アメリカ発の金融危機はその震源地でますます被害を拡大していくだろうことは間違いない。その混乱においてオバマが果たしていくであろう役割りには多大なカリスマとリーダーシップが要求されるはずである。

しかし、僕が何かしら不気味に感じるのは、アセンション信奉者の中でオバマを祭り上げるその雰囲気だ。
いったい、どういう理由でオバマをそれ程ヒーロー視しているのかということがまったくわからないのだ。
オバマのバックグラウンドや政策を少しでも調べてみれば、それ程無条件に『光の存在』などと肯定できるものだろうかと疑問が湧いてくる。
オバマが現副大統領のディック・チェイニーの遠縁だというのは有名な話だが、ディック・チェイニーはブッシュの上司wであると言われている。さらにオバマのブレーンにはブレジンスキーという人物がいるが、この人物は日米欧三極委員会の設立者だが、もうひとりの設立者は影の皇帝と噂されるデイビッド・ロックフェラーだ。ロックフェラーが名誉会長を務めているのが、CFR(外交問題評議会)という組織である。
バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、マケインなどはCFRに論文を寄せている。
さらにオバマはイラクからの撤退をすすめる方針を示す一方、アフガンへ送る兵士を増やす意向を示している。





ブレジンスキーは、1970年代後半、ソ連のコントロール下にあった首都カブールのアフガン政権に対抗するために、今日「テロリスト」と呼ばれている部隊を養成し、資金提供し始めたのは彼であると公然と認めている。

彼によると、その目的は、カブール政権を守るためにソ連がアフガニスタンに侵攻するようそそのかし、ライバルである超大国にも「ベトナム」をお見舞いしてやることだった。

この計画によって、1979年から1989年のソ連占領期を通じて百万人のアフガン人の生命が犠牲となったが、そのような影響についてブレジンスキーは一向に気にしていない。

ブレジンスキーの「自由の戦士」たちは、ムジャヒディンとして知られるようになり、後にタリバン、アルカイーダといわれるものになった。これが「反戦」オバマの背後にいる男である。


山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう 『バラク・オバマ 裸の王様』より




 そもそも、アメリカの大統領候補になるということは、闇政府とのコネクションがなければ実質的に不可能であると僕は考える。いくらロン・ポールのようにまともなことを言っていても、相応の後ろ盾がなければ既存メディアに大きく取り上げられたり、有力候補となることは難しいのではないだろうか。
ということで、オバマも同じく、どこかの階層で大統領として「準備された」人物と考えるのが妥当な線ではないだろうか。
 そして「準備された人物」はその準備してくれた階層の為に、利益誘導をするようなことを行うものだ。国民の為ではなく、軍産複合体や、金融家や、世界を裏でコントロールする人々の為の政治。

 まあでもケチばかりつけていても始まらない。
結局オバマがどのような役回りを果たしていくか見るには、来年の就任以降を待つしかないし、本当に重要なことはオバマの背後関係やコネクションではなく、彼が彼自身の意志を持っていて、それを行う気があるかどうかだと思う。
 ジョン・F・ケネディなどもおそらく、闇政府のコネクションの中から誕生したのではないかと思うのだが、ケネディは既得権益の享受者が十二分に不愉快に思うような政策を行なおうとするほどに、自分の理想の意志というものを表現した人物だったように思える。そう言う意味で、ケネディのような人物こそ、本当の意味でアメリカのヒーローと呼ばれるになるにふさわしかった。
 オバマが果たして、自分の意志を持っているのか、それを表現する意志があるのかが、彼が本当の意味でケネディの再来となるかどうかのポイントだろう。

 混乱時にこそリーダーの真価が問われる。
 混乱時に活躍し、国民に希望を与えるリーダーは確かにかっこいい。
 しかし、混乱時には独裁者もたやすく誕生する。
 むしろ世界の歴史において、混乱時には本当のヒーローではなく、それを装った独裁者の方がより多く誕生してきた。
 オバマが本当の改革者なのか、それとも、今までの独裁者の焼き直しバージョンなのかを判断することはまだ出来ないと思う。

 なにを書きたかったかというと、安易にオバマを理想化するような一部の精神世界の風潮は、なんか違和感だ、ということだけ。

 前に、霊能者の江原さんの本の中で、小泉元首相はシルバーのオーラで頑固な理想主義者で、昔からの理想だった郵政民営化を実現させたというようなことが書いたあったのを読んで、『おい違うだろう、郵政民営化って、あんなのただの外資への利益誘導だろう。本当に理想主義ならもっと違うことなってないか?ああ、これ読んで真に受けて小泉を好きになる人がいっぱいいて、
改革の痛みをこらえてがんばらきゃ!とか思う人がいたら嫌だなあ・・・』と思ったことと少し似ている。

 政治の世界は基本的にダーティーな世界だと思うが、そのダーティーな世界を判断するには、どろどろした事実を調べるしかない。それは悪夢の集積だ。
 それか、まったくそう言う世界には関与しないかだ。まったく、関与しない人はそれはアリだと思う。
 ただ、どうもスピリチュアルな立ち位置にだけ立って、小奇麗な発言や、霊的な世界観だけで誰かを持ち上げたり、カリスマ化するようなやり方にはとても違和感を感じる、師走も押し迫った今日この頃。






ここで質問してみたい。
「人民の男」が
何もないところからひょいと出現し、
アメリカ史上もっとも巨額の資金を注ぎ込み、
手の込んだ技術を使った大統領選挙に
出馬することができると、
本当に思っている人はいるだろうか?



 参考:山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう 『バラク・オバマ 裸の王様』  



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テレビが写さない真実~金融マトリクスからの覚醒 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2008/12/08 21:07
コメント
>『光の存在』

M君のメッセージでしたかねえ。。。

>相応の後ろ盾

聞くところによれば、この3,4年で20億ドルも使ったとか。
「相応の後ろ盾」があるんでしょうね。

違和感だらけでついていけません。
まあ、就任後を見守ります。
>ザッハさん

おひさしぶりでーす(^^

>M君のメッセージでしたかねえ。。。

M君も言ってましたね。宇宙船の大艦隊が10月某日に現れるという話しもありました。M君、最初はアリかなと思って読んでたのですが、どうも段々何かが違うような気がしてきましたw

確かプーチンも光の存在らしいですv-394

来年は日本の政変もありますね。
ある意味、わけがわからなくて面白い時代なんでしょうか。。。


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